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地域自主組織 

~加納莞蕾の想い 次世代に~ 加納佳代子加納美術館名誉館長 講演会

2021年12月13日

 11月28日(日)、生涯学習部では「加納莞蕾の想い 次世代に」として安来市加納美術館加納佳代子名誉館長を迎え文化講演会を行いました。
 加納名誉館長は、洋画家加納莞蕾の四女として1944年、日本統治下のソウルに生まれられ、45年に布部村に引き揚げられた。小学校教諭を経て現在は安来市加納美術館名誉館長であります。
 加納莞蕾(かのう・かんらい、本名/辰夫、1904~1977年)は、島根県能義郡布部村に生まれ、青年期に東京の本郷洋画研究所で洋画を学び、佐伯祐三などと親交した。帰郷後、1930年に独立美術協会発足後は同展を中心に活動し、また教員として島根県の美術教育にも尽力しました。その後朝鮮半島に渡り、従軍画家として中国戦線に派遣され、戦争記録画の作成にあたる。
 終戦後は郷里に引き揚げ、元海軍少将古瀬貴季との出会いをきっかけにフィリピンBC級戦犯釈放運動、平和運動に身を投じ、中央画壇からは距離を置いた。
 私人として、当時のフィリピン大統領、ローマ教皇など世界の要人や宗教関係者に英文の嘆願書を数百通送り、戦犯釈放後も世界の恒久平和を願い、村長として布部村平和五宣言を制定した。
 加納莞蕾の平和活動関連資料は安来市加納美術館に展示されています。また中学生の歴史教科書や道徳科副読本にも取り上げられています。