SHIMANE UNNAN-CHALLENGE

これまでの雲南市(雲南市ブランド化プロジェクト)

歴史の幸

~高殿は今~

 標高380メートルを超える菅谷たたら山内は、冷え込みが一層厳しく、これからの降雪量が心配されるところです。こうした環境にあって、素屋根に覆われた高殿では、修理工事のメインともいえる屋根の?葺きに向けて着々と工事が進められています。今回は、現在行われている工事の概要をお伝えします。

       

       
       外壁軸組の組立て―いったん解体して部材の繕いを行っていた柱と
桁及び貫を再び組み立てました。その際、
       沈下していた一部の礎石は、据え直しています。


       

      外壁軸組の傾きを修正―修理前の建物は積雪等
      の荷重によって外側に広がり、軸が傾いている
     状態でした。今回の修理では軸組みのラインを
      当初の位置に戻し、木軸の健全化を図りました。

     
       

       外壁桁の継ぎ手の様子―外壁の桁の一部は腐食が進行し
       ていました。修理では一部を新材にしましたが、当初の
       材とは伝統的な手法で繋げています。


       

       押立柱頂部の繕いの様子―押立柱の頂部は腐食が進行していました。
腐っている箇所はノミではつり落とし、新材を接いで繕います。

 
       

       梁の繕いの様子―腐食が進行していた梁材ですが、文化財修理の基
本として、できるだけ既存の部材を残して修理を行います。


      

       押立柱梁の架け替えの様子―7メートル以上もある大きな松の梁は、
重機を用いず、宮大工4人で組上げられます。
       この梁には、耐火用の土壁が塗られるため、工事の完成時には部材を
見ることはできません。

 このように、高殿では、綿密な設計調査と職人の巧みの技によって工事が行われており、平成26年当初には24年ぶりとなる屋根(?葺き)の葺き替えが行われる予定です。この葺き替えの様子はめったに見ることができないため、工事の段階で現地見学会を予定しています。

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