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歴史の幸

縄文の暮らしぶりが偲ばれる平田遺跡-Ⅱ

石器工房でつくられた石の道具
 縄文人が暮らしに使っていた道具は、全て自然の中にあるものを利用して作っていました。自然の中にあって、もっとも使用頻度の高い素材が石だったのです。平田遺跡からは、石を加工して道具を作っていたとみられる石器工房の跡が見つかりました。そこからは、約180点に及ぶ石鏃(せきぞく)や、60点もの石斧(せきふ)、多くの石錘(せきすい)などが出土しました。石鏃は弓矢の先に着ける狩猟具であり、石斧は食用にする植物の根を掘り出す道具ともいわれています。また、石錘は、魚を捕まえるための網に着ける錘と考えられています。
 ところで、石鏃を作るためには、やじりの先を鋭利に加工する必要があります。そのため、石鏃にはガラス質が含まれる原石材が使われました。それが、黒曜石や安山岩(サヌカイト)だったのです。しかし、これらの原石材は、どこにでもあるわけではありません。遺跡から出土した石鏃を分析したところ、黒曜石は隠岐島から、安山岩の一部は四国からはるばる運ばれたものであることがわかりました。運ばれてきた原石材は貴重なものだったに違いありません。これらの道具は、食糧採取民族であった縄文人にとって欠かすことのできない生活道具だったのです。
 このように、平田遺跡では、食糧を求めて、野山で狩猟を行い、川では漁労をしながら村を形成し、暮らしを営んでいた縄文人の暮らしの一端がうかがえます。         

           平田遺跡石鏃-j.JPG

              表裏の端部を打ち欠いて鋭利に加工した、様々な形をした石鏃

              平田遺跡石斧-j.JPG

                                様々な形をした石斧

             平田遺跡石錘-j.JPG

                               両端に窪みをつけた石錘 

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